ぶらり名古屋旅 ー お万の物語と、アキラ美味いもん放浪記がつながった日 

名古屋旅 都会・田舎アキラ美味いもん放浪記 美味いもん

朝、名古屋駅からメーグル観光バスに乗って、名古屋城へ向かいました。

8時30分発のバスは、名古屋城まで直接行ってくれる便でした。ありがたいことに、運転手さんが道中で名古屋の町の案内もしてくださり、ただの移動のつもりが、ちょっとした観光気分になりました。

車窓から見える名古屋の道は、やっぱり広いですね。
車線もゆったりしていて、久しぶりに名古屋市内を走る景色を見ながら、ああ、ここはやっぱり車の町なんだなあと思いました。トヨタの影響もあるのかもしれません。でも同時に、名古屋という町は昔から、人や物を動かす「道」を大切にしてきた町なのかもしれない、とも感じました。その一つが、堀川です。

運転手さんの案内で、堀川が名古屋城下を支えた水の道だったことを知りました。
名古屋城のお堀が城を守る水なら、堀川は町を生かす水の道だったのだと思います。

名古屋城は、ただ眺めるだけの城ではなく、町づくりの中心にあった城だったのだと、少し見方が変わりました。

名古屋旅 おまんの物語とアキラうまいもん放浪の旅がつながった都会・田舎アキラ美味いもん放浪記
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名古屋城に着いたのは、9時ごろでした。
入場券の販売が始まり、観覧料は500円。朝いちばんの名古屋城は、もうすでに賑やかでした。外国から来られた団体さんもいました。

フィリピンの方々のようにも見える20名ほどの一行が、楽しそうに名古屋城へ向かっていました。金のしゃちほこを見上げる日本人と、海外から訪れた観光客。
名古屋城は、今も世界の人を迎える城なんだなあと思いました。さらに今年は、大河ドラマ『豊臣兄弟!』の話題もあり、城のまわりには歴史を楽しむ空気も流れていました。

家康公の足跡をたどる旅の中で、豊臣の名前に出会うのも面白いものです。名古屋という町は、織田、豊臣、徳川の時代が、今もどこかで重なり合っている町なのだと思いました。

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名古屋城を見たあとは、またメーグルバスに乗って徳川園へ向かいました。

徳川園に入って、まず心に残ったのは滝の音でした。名古屋城の力強い石垣と金のしゃちほこを見たあとだったので、この庭園の静けさが、よけいに心にしみました。

名古屋城が「力の城」なら、徳川園は「心を整える庭」かもしれません。
武士の文化には、戦の強さだけではなく、水を眺め、石を置き、季節を味わう静かな美しさもあったのだと思います。

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庭園をゆっくり歩いていると、レストランがありました。そこで、金のシャチホコビールとハヤシライスを注文しました。

名古屋城で金のしゃちほこを見て、徳川園で金のシャチホコビールをいただく。
なんとも名古屋らしい流れで、思わず笑ってしまいました。ハヤシライスの湯気を眺めながら、さっき見た名古屋城の賑わい、堀川の水の道、徳川園の滝の音を思い返しました。

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食事のあと、せっかくなので、もう一服することにしました。本格的な煎茶と和菓子のセットを注文しました。湯気の立つ煎茶をひと口飲むと、庭園の水の音まで近づいてくるようでした。
甘い和菓子を少しずついただきながら、旅というのは、名所を急いで回るだけではなく、その土地の時間に少し身を置くことなのだなあと思いました。

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その後、お隣りの徳川美術館へ向かいました。美術館に入ると、そこには武士の文化が静かに残っていました。戦うためだけではない、武士の教養や美意識が、展示の奥に息づいているように感じました。

名刀には鋭さがあり、しつらえには暮らしの品があり、能舞台には祈りや芸能の時間がありました。
徳川の文化は、ただ権力を見せるためのものではなく、日々の暮らしや美しさを大切にした文化でもあったのだと思います。

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見学のあと、併設のカフェで竹千代セットをいただきました。家康公の幼名にちなむ、抹茶とあんみつのセットです。抹茶の苦みと、あんみつの甘さ。その二つを味わいながら、若き竹千代が人質の時代を越え、やがて大きな世を開いていく姿を少し思い浮かべました。

今日の名古屋旅は、ただ名古屋城を見る旅ではありませんでした。城を見て、水の道を知り、庭を歩き、名刀と能舞台に触れる。そして、金のシャチホコビール、ハヤシライス、煎茶と和菓子、竹千代セットまで味わう。歴史と美味いものが、自然につながっていく一日でした。

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本当は、このあと熱田神宮へ行く予定でしたが、名古屋城、徳川園、徳川美術館と歩いているうちに、少し疲れも出てきました。そこで無理をせず、夕方は栄でリラクゼーションを予約し、軽く飲んでホテルへ向かうことにしました。

旅は、予定どおりに全部回ることだけが成功ではないのだと思います。それが、大人のゆったり旅なのかもしれません。そして今日、もう一つ大きな発見がありました。

お万の物語と、都会・田舎アキラ美味いもん放浪記が、つながったのです。お万の物語は、家康公、黒猫、月光の橋、駿府、岡崎、歴史の幻想の物語です。一方で、アキラ美味いもん放浪記は、今を歩く自分が、町を眺め、土地の味を食べ、旅の中で感じたことを書く旅の記録です。

昔の家康公の足跡を、現代のアキラが歩く。黒猫お万が、時を越えて、その旅をそっと見守っている。城も、川も、庭も、味噌も、うなぎも、甘味も、酒も、すべてが物語の一部になっていく。そう考えると、旅の見え方が少し変わりました。

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名古屋は、見どころ満載の町でした。だからこそ、一度で全部回らなくてもいいのだと思います。

熱田神宮は、次回の楽しみに残しました。今日の名古屋旅は、そのことを教えてくれた一日でした。

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