先日、ホテルのバスをご利用になったお客様の中に、レインボーブリッジの補修工事の依頼でホテルを利用された方がいらっしゃいました。ホテルに着くまでの間、いろいろなお話を聞きました。このお客様は、なんと!スカイツリーのてっぺんの避雷針を取り付けた方でした。
スカイツリーの避雷針を取り付けた当日は、雲がかかっていて地階がまるで見えない状況だったそうです。私が「怖くなかったですか?」と尋ねると、「落ちたら死ぬだけで、中途半端な2階の屋根で仕事する方がよっぽど怖い」とお話しされていました。
凄い方にお会いできて光栄です。NHKのプロジェクトXにでてくるような方です。
スカイツリーのてっぺんは、風速が凄いなか、避雷針は狭い足場に4人で取り付けたそうです。お話しを伺っているだけでめまいがしてしまいます。お客様には中学生のお子様がいらしゃって、「こんな凄いお父さん自慢ですね」と尋ねてみたら、奥様もお子様もお父さんのお仕事に興味ないそうです。私が息子さんだったら友達に自慢しますけどね…。
工事の話を聞いていたらレインボーブリッジとスカイツリーを見たくなって、早速はとバスのレインボーブリッジから浅草やスカイツリーまでを巡る2階建てバスのツアーに参加しました。
ふと高校の同級生がはとバスに就職したのを思い出しました。彼も今年65歳になるので、すでに退職されていると思いますが、昭和第一高校の同期で(山田)君と言い席が1つ前の子です。彼は春日部に住んでいて、駅に向かう途中に歌手の太田裕美さんのご実家のお寿司屋さんの前を通って来る事を聞いたのを思い出して、ツアーの前日の夜に裕美さんのレコードを聴いて懐かしみました。
なんだかツアーの前からわくわくしすぎて、当日は東京駅南口のはとバス乗車口に早く到着してしまったので、バス停前の公園のベンチでしばらく待つことにしました。
バスのお隣の席は石井さんという方で、青森から東京に仕事で来ていました。仕事がお休みだったのでツアーに参加されたそうです。お昼はベイシェラトンで石井さんとビールで乾杯して食事をしました。石井さんは3つ歳上と言う事で、大きなジョッキのビールご馳走になりました。ご馳走になった。ビールは、味も格別でした。
レインボーブリッジからの景色です。
はとバスに乗るきっかけを作っていただいた高橋さんは、このレインボーブリッジを夜な夜な1か月かけて補修してくださっていることを噛み締めながら、バスの中から感謝しました。レインボーブリッジからは首都高速を浅草方面に向かい、浅草のはとバス専用の駐車場に向かいました。東武浅草駅から細い路地を抜けるのですが、さすがプロドライバーです、自転車やお年寄りに注意しながら駐車場に到着しました。
浅草で40分位各自で観光し、スカイツリーも見ることができました。スカイツリーは東京の下町のシンボルなので、僕はいろいろな場所から見たスカイツリーを皆さんに知ってもらいたいんです。そしていろいろな季節、ライトアップされた素敵なスカイツリーの写真を撮っていたので、高橋さんと出会ってから少し時間がかかりましたが、高橋さんが命懸けで仕事をしたスカイツリーに感謝して良い写真を撮りました。
バスにもどり東京駅はとバス乗り場に到着し、皆さんがガイドさんにあたたかい拍手をして解散になりました。初めてバスガイドさんの旗の後をついて歩く事が新鮮で、バスの相席の方も良い人で楽しく参加できました。お値段も手頃でガイドさんも新人さんで初々しいくとても良い日帰りバスツアーになりました。
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